再び"交渉人"
しばらく前にいつも行く本屋さんのお薦めコーナに「交渉人」という文庫本が
ありました。
と言っても、以前書いた映画の「交渉人」(先日もテレビでやっていましたね)
ではなくて、五十嵐貴久さんという人の作。
コンビニ強盗が総合病院に立てこもり、警視庁特殊捜査班の"交渉人"が対峙、
犯人を懐柔して行くが、意外な展開と結末に...というもので、本屋さんの宣伝
文句の通り、映画のそれに負けず楽しめました。
最近新聞を見ていたら、その続編の広告が出ていたので、読んでみました。
今度は東京のどこかに爆弾を仕掛けた犯人から交渉人に指名される前作の
主人公。
交渉と言えば、直接の会話や電話で行うものが多かったのですが、今度の手段は
メール。大惨事は防げるか?!という内容。
400ページの単行本でしたが、一気に読んでしまいました。
メールって、書き方でひとつで、相手のとらわれ方が異なるので、相手は
どう思ってこう書いたんだろうか?と悩むこともあり、メールだけのコンタクト
でどう解決してゆくのかが興味津々でした。
(どうもわたし、こういう心理戦のお話が好きみたいですね。)
けれど、前作からのその後の主人公の心情、上司との確執や、人々のパニック
の描写が中心でちょっと残念。
タイトルとは異なり、最後じゃなさそうなので、もう1回次作に期待かな。
交渉人 遠野麻衣子・最後の事件 | |
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